フェデラーウィンブルドン最多の8勝目に見る凄さ

こんにちは。京都マイラーです。3連休、いかがお過ごしでしでしょうか?

私というと、ロジャー・フェデラーの

ウィンブルドン8連覇に釘付けの週末を過ごしました!

なんと、昨夜の決勝では、好調のマリン・チリッチ相手に

ウィンブルドン史上最多の「8勝目」を達成。

グランドスラム勝利数19回。もちろん男子では歴代最多。

このフェデラーですが、最初から最後まで、観戦していた私なりに「何がすごいのか?」ということを

感じたまま書きたいと思います。

ロジャー・フェデラー ザ・王者

ロジャー・フェデラーと言えばテニスをしたことがない人でも一度はその名前を聞いたことがあるだろうくらい、

世界的有名なテニスプレイヤーです。

一時期は、ゴルフのタイガーウッズが

「メジャー最多は僕だよ」的なCMを出してましたね。懐かしいです。

当時は2007年でしたか。当時のフェデラーは、まだグランドスラム優勝10。タイガーは12。(現在はフェデラーが19、タイガーは14勝目。)

あれから10年経ちましたが、フェデラーがいかにすごく努力してきたのか、第一線で

やり続けてきたのかわかりますね。

Roger Federer and Tiger Woods ad

サンプラスを倒した2001年

テニスファンには記憶に新しい、あの芝の絶対王者ピート・サンプラスを倒した

2001年のウィンブルドン4回戦。誰もが、新たな芝の王者の誕生を予感させました。

(しかしその年のウィンブルドンは地元ティム・ヘンマンに敗退。当時の優勝者はゴラン・イバニセビッチ。昨日の決勝の相手、チリッチの元コーチでクロアチアのテニスプレイヤー

。因縁がありますね。)

最初のメジャー勝利はウィンブルドン

2001年に衝撃の芝デビューを果たした、フェデラーですが、今でこそ圧倒的強さでその名前を世界に轟かせていますが、

最初のビッグタイトル、グランドスラム勝利を得るまでは、時間がかかりました。

それは2003年まで遡ります。今から、14年前。その時に生まれた子供は、もう14歳中学生になっているような時間軸です。

その時フェデラー22歳。当時はまだサーブアンドボレーが主流でしたね。

準決勝のアメリカの若手アンディ・ロディックに圧勝、決勝でもオーストラリアンの

マーク・フィリポーシスに圧巻のストレートセットで勝利。

そこから快進撃は続きました。

圧倒的存在期( 2004-2007)

私の記憶が定かであれば、この期間、フェデラーはこの3年間は、圧倒的強さで

ATPランキングもずっと1位でした。

2008年ごろから、後述のBIG4の台頭により、ランキングは1位でなくなりましたが、

それでも一定の強さをキープしていた時代です。

ライバル多数BIG4期(2008年〜?)

順調にメジャー勝ち星を増やし続けるフェデラーに立ちはだかったのが、BIG4です。

いわゆる、ナダル・ジョコビッチ・マレーですね。

特にナダルには、全仏オープンを中心に、グランドスラム決勝で苦渋を味わうことに。

対戦成績は、特設wikiを見ていただくと良いでしょう。

円熟期

年齢も30に差し掛かり、経験や技術も熟してきたフェデラー。

2009年の全仏では、キャリアグランドスラム(全仏を取れたのは大きい)と

男子メジャー最多記録「15」を更新。

2012年ウィンブルドンも制し、記録を「16」としていました。

しかし、しかしです。その後、今年の全豪オープンまで、メジャーで、

あのフェデラーが一勝もすることが出来なかったのです。

それでも、良い時には準決勝や決勝まで進むのですが、勝てない。

人々は「フェデラーの時代は終わった」と言いました。

それだけ、あの無敵のフェデラーが勝てない苦しい時が、続いたのです。

昨年のウィンブルドンも、今年の決勝の相手、チリッチ戦は準々決勝で当たり、

マッチポイントを3本を握られながら辛く勝利。準決勝のラオニッチ戦では、

台頭する若手の力に、紙一重で敗退。

そのあたり、後ほどウィンブルドンの勝ち上がりについて記事にしようかと思います。

その後2016年後半のシーズンは、膝の手術と治療のため休養。

そして今年の全豪での劇的復活。クレーコートシーズンを丸々スキップしての、

この全英での圧倒的な勝利。

勝ちを信じ続けたフェデラー、チームすべての関係者の努力が報われた、

そんな昨夜だったのではないでしょうか。

昨夜のインタビューも素敵でした。

「”If you believe, you can go a long way in life and I did that: I kept believing”」

(信じ続けることさ。信じ続けることが、自身をここまで長く奮い立たせてきたんだ。(直訳))

歴代最多のグランドスラム、おめでとうございました。

下記の表の通り、「19」という数字は圧倒的ですね。

1️⃣9️⃣th #GrandSlam 🏆 for @rogerfederer! 🙌 #ATP #tennis #Federer 📸: @gettyimages

atpworldtourさん(@atpworldtour)がシェアした投稿 –

これから更新されることはないのではないか、と思うくらいの数字です。

順位    優勝回数 選手名
1位     19勝    ロジャー・フェデラー new!!!
2位     15勝    ラファエル・ナダル
3位     14勝    ピート・サンプラス
4位タイ..  12勝    ロイ・エマーソン ノバク・ジョコビッチ
6位タイ..  11勝    ロッド・レーバー ビョルン・ボルグ
8位…    10勝    ビル・チルデン
9位タイ.   8勝    フレッド・ペリー ケン・ローズウォール ジミー・コナーズ イワン・レンドル アンドレ・アガシ

10年前にタイムスリップ?

なお、2006年に目を向けると、

2006 全豪 フェデラー 
全仏 ナダル 
全英 フェデラー 
全米 フェデラー 

このような結果でした。翌年も同様。

2007 全豪 フェデラー 
全仏 ナダル 
全英 フェデラー 
全米 フェデラー 

今年は、
2017 全豪 フェデラー
全仏 ナダル
全英 フェデラー

となっています。

さて、全米はいかに?

今後のテニス界に要注目です!



参考(この14年間のグランドスラム誰が勝利した?の図)

●=BIG4
04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17
全豪 ● サ ● ● ● ● ● ● ● ● ワ ● ● ●←New!
全仏 ガ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ワ ●
全英 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
全米 ● ● ● ● ● デ ● ● ● ● チ ● ワ 

※サ=サフィン、ガ=ガウディオ、デ=デルポトロ、チ=チリッチ、ワ=ワウリンカ

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