サイボウズの働き方改革の何がすごいのか考察してみます。

京都マイラーです。

働き方改革。どの企業も今話しているテーマでしょう。

私の会社も、まさに今働き方改革の最中です。

今日は、サイボウズが実現した働き方改革、ワークスタイルのイノベーションについて紹介します。

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サイボウズとは?

現在、サイボウズの製品は現在約57,000社で導入されています。
「世界一使われるグループウェアメーカーになる」が会社のビジョンであり、
会社設立は1997年、当初は「営業」がないWEBでの販売のみでした。
そんな中、M&Aを繰り返し、会社の業績は拡大傾向だったが、2005年に離職率が約28%になり、給与を高めても離職率は下がら図。。。
上り続ける離職率を改善するために「自立と多様性」とテーマに働き方改革に着手。
「100人いれば、100通りの人事制度があってよい」という考え方にたどり着いたそうです。
画一的なモデルを否定し、一人一人が働きやすい環境を創出するために社員一人一人からも意見を募集。
社員から出てきたものは「やってみよう」の精神でどんどんチャレンジした。(もちろんすぐに廃止したものもあるようですが)

サイボウズが実施したもの

・副業推奨
・「育自分」制度(退職して数年後に戻ってこられる制度)
若手職員が社会貢献やワーキングホリデーに参加するために制度を利用している。
・カフェ手当(営業担当が取引先を訪問する合間に利用するカフェ代の補助)
※あくまでもカフェでテレワークをすることが前提となっている。
・社内クラブ活動の推奨及び活動資金の補助
社内でクラブ活動の参加者を募り、活動したクラブには一定の補助を実施している。
※業務外で社内のコミュニケーションを深める一助になっている。
・クオーターごとに自身の働き方の見直し
在宅で短時間/在宅で標準時間-/社内でバリバリ仕事をする人など働き方が選べるようになっており、
ライフスタイルに合わせて勤務形態を変えられる。

実施したがすぐに廃止したもの

・部署や部署間の宴会補助
※「宴会」という場ではコミュニケーションが取れるが、その関係が仕事の場につながらなかったため。

さまざまな制度を実施しているが、サイボウズは「社員に甘い」というわけではないのです。

最近はサイボウズの取り組みがメディアにも取り上げられているが、サイボウズがまず大切にしていることは社員一人一人の行動が「公明正大」であるかどうかである。

様々な福利厚生を設けているが、社員には常に「公明正大」であるかを自問自答するよう求めている。
制度-ツール-風土の3つをうまく絡めて機能させなければ、よりよい職場環境作りにはつながらない。

サイボウズはこのような取り組みを実施することによって2013年の離職率は3.8%となっています。

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