京都マイラーです。
今日は、アメリカオーランドはウォルトディズニーワールド(以下、WDW)で利用できる
「メモリーメーカー(Memory Maker)」というサービスについて、
ズバリ「買い」である理由を私自身が10日間の滞在で体験したメリット・デメリットにわけて解説していきたいと思います。
「せっかくのWDW旅行だし、メモリーメーカー買おうかな。。。」とメモリーメーカーの購入を迷っている皆さんの参考になれば幸いです。
2019年9月現在で、メモリーメーカーの料金は「Memory Maker – Advance Purchase(3日前事前購入プラン)で
$169(約18,268円。2019/9/10現在)ですが、
そもそもメモリーメーカーとは何なのか?その価値はあるのか?
購入方法はどうするのか?メリットとデメリットは?
不具合があった場合は何をすれば良いか?などについて徹底検証です。
ぜひ本記事をご覧ください。
Contents
【事前準備編】「メモリーメーカー(Memory Maker)」とは?
メモリーメーカーとは、WDWのパーク含むリゾート内に点在しているカメラマンさんが撮影したあなたの写真を、「無制限にダウンロードできる(ただし期限あり。詳細は後述)」というサービスです。
カメラマン以外にも、特定のアトラクションやキャラクターダイニングの中でも、Memory Makerのサービスは使えます。
「My Disney Experience」にてマジックバンドやチケットと連動(リンク)させることで、
カメラマンに撮影してもらった後は、
自分のバンドやチケットをスキャンして貰えば、自動的にあなたの「My Disney Experience」やアプリに撮影された写真がアップロードされるようになります。
なお、どう行った技術が使用されているかは公式HPにもある通りですが、
Radio Frequency (RF) technologという技術が用いられています。
メモリーメーカーのサービス内容
・ディズニーの「PhotoPass」カメラマンが撮影した写真&動画の無制限ダウンロード
・指定のアトラクションカメラが撮影した写真&動画
・指定のキャラクターダイニングで撮影した写真
・写真の印刷の特別割引
・「マジックショット(Majic Shots)」と呼ばれる特殊な加工写真(ディズニーのキャラクター合成など)
などがメモリーメーカーのサービス内容です。
メモリーメーカー、肝心のお値段は?
2019年9月現在で、メモリーメーカーの値段は2種類です。
当日プランが$199、事前購入(3日前まで)プランが、$169です。
事前に旅程が決まっている人は、「事前購入(3日前まで)プランの$169」をおすすめします。
「迷っていて3日前(72時間)を切ってしまった・・・」ということが無いようにご注意ください。(そのための本記事ですが。。。)
購入は公式サイトより可能です。クレジットカードで購入可能です。
なお、短期滞在(1日や2日)の方向けの「Memory Maker One Day for each day of your visit is the better option for you」プランもあります。
この場合$69です。
1枚のみ購入というパターンもあるのですが、$14.95/1枚という高額のため、現実的な解ではないでしょう。100枚で16000円・・・。
購入の際に使用できるクレジットカードは?
以下のクレジットカードが使用できます。基本的に日本人が保有するクレジットカードは
網羅されていると思っていただいて良いかと思います。
- Visa
- MasterCard
- American Express
- Discover Card
- Diners Club Charge Card
- JCB (Japan Credit Bureau)
- Disney Gift Card
- Disney Rewards Dollars
- Disney® Visa® Card
Mamory Maker使い方はシンプル
ざっくり解説すると、
①フォトパスカメラマンに写真を撮ってもらう
②マジックバンドあるいはチケットのカードをカメラマンにスキャンしてもらう
③自分のアプリやMy Disney Experience上に写真が表示される
以上の3ステップです。とても簡単です。
カメラマンはどこにいるの?
カメラマンはどこにいるの?良い質問です。
折角2万円近い費用を払うのですから「カメラマンが見つからなかった・・・」ということを
心配される方もいらっしゃると思います。
その心配は、ご無用です。
WDW4大パーク内には、至る所にカメラマンがいます。想像以上です(笑)
もちろん、タイフーンラグーン やブリザードビーチにもカメラマンはいます。
例えば、下記はアプリ上でマジックキングダムのPhotopassカメラマンの位置を表示させているのですが、ミッキーのマークがカメラマンの位置です。
シンデレラ城をバックに撮影できるスポットには3人以上のカメラマンが配備されています。
「PhotoPass」というカードとカメラをぶら下げている人を見かけたら、その人がカメラマンです。
人気のスポットだと、少し並ぶこともあります。
例えば、マジックキングダムにある「ラプンツェルの塔」付近にあるフォトパスは、
ランタンを持ちながら、幻想的な写真を撮影してもらえるということで、毎日日没とともに
長蛇の列ができています。詳細は別記事でも紹介しています。
また、スポットによっては写真に特殊効果を加えてくれます。
その際は撮影中、「下を向いて」とか「上を向いて」
「腕を出して」「驚いて」「寒がってみて」みたいな指示が飛んできます。
結果、このような写真が出来上がります。
どんな効果が加えられているか、出来上がりを楽しみにしていましょう。
どのアトラクションで撮影できるの?
2019年9月現在、以下のアトラクションでPhotopassが機能しています。
- Buzz Lightyear’s Space Ranger Spin
- DINOSAUR
- Expedition Everest – Legend of the Forbidden Mountain
- Frozen Ever After*
- Pirates of the Caribbean*
- Rock ‘n’ Roller Coaster Starring Aerosmith
- Seven Dwarfs Mine Train*
- Slinky Dog Dash*
- Space Mountain
- Splash Mountain
- Test Track
- The Twilight Zone Tower of Terror™
補足:一部のアトラクションは特殊効果があります。
The Seven Dwarfs Mine TrainとTower of Terror は、特殊効果付きの動画がついてきます。
こういう感じになります。
全ての特殊効果は、My Disney Experienceのアカウントで、確認可能です。
なお、「Frozen Ever After, Pirates of the Caribbean、Seven Dwarfs Mine Train、Slinky Dog Dash」については、マジックバンドが必要です。
また、マジックキングダムにある「Enchanted Tales with Belle」や
ディズニーハリウッドスタジオにある「Star Wars Jedi Training Academy」については、
参加者が(前に出てキャストともに)演者になるというアトラクションですが、こういったアトラクションにも、Photopassカメラマンが写真を撮影してくれます。
ぜひこの2つに行かれる場合は、演者に立候補(挙手制です笑)してみてください。
どうやって写真を入手するの?
メモリーメーカーはデジタル技術です。撮影された全ての写真や動画は、インターネットを経由してダウンロードする必要があります。
そのため、ご自身でお好きな写真や動画を「選んで」あるいは「全て」ダウンロードする、そういった使い方も可能です。詳細は後述します。
メモリーメーカーの概要についてご理解いただけたでしょうか?次は、メリット・デメリットの解説です。
メモリーメーカー購入の7つのメリット
筆者が実際に体験したメモリーメーカー購入のメリットを紹介します。
①カメラマンの数が多い
PhotoPassのカメラマンは至る場所にスタンバイしているので、パーク内でいつでも気軽に写真を撮ってもらえます。(そして簡単にアプリでその後10分〜30分ほどで反映され確認できる)
②カメラマンに遠慮する必要がない
他人に頼むと、遠慮してしまったり、英語が苦手なら言語の問題が出てくるのですが、そう言った心配はゼロです。
③子連れに優しい
子連れの場合は特にそうですが、専属のカメラマンが撮影してくれるので、
両親は子供のポージングや笑顔誘発(笑)に専念することができます。
特にキャラクターとのグリーディングはお子さんによっては緊張される場合もあるでしょうから、
ご両親は子供さんの緊張をほぐすことに専念して、カメラマンに撮影を任せるといったことが可能です。
ただし、お子さんだけを撮影する場合、出来るだけカメラマンに近づいてください。
そうでないと、微妙に目線が(PhotoPassカメラマンの撮影する)カメラから外れてしまうことになります。要は両親の方を向いてしまうということですね。
旅程中何枚かこういう目線外れの写真がありました・・・。
あとは、たま〜にキャラクターの休憩前?などの急いでいる時はPhotoPassカメラと
自分が渡したカメラの同時に撮影してくる時があります。そう言ったことがないよう、
カメラマンとサポートスタッフには「別々に撮影してね」と念押ししておきましょう。
④撮影パターンは自由自在
撮影パターンは自由自在です。現地の人も、自分たちの気がすむまで撮影してもらっています。
自分もスターウォーズのチューバッカとのグリーディングの時には、前の人が5分くらい撮影してて焦りました笑
子供だけ先に撮影してもらって、そのあと両親が合流してファミリー写真を、と言った撮影方法も可能です。
⑤エキストラマジックアワーの時もカメラマンがいます
通常の営業時間はもちろん、エキストラマジックアワーに行かれる際も、メモリーメーカーは効力を発揮します。
特別なマジックアワー、旅の思い出も、写真にしっかり残しましょう。
⑥旅行中の撮影はカメラマンに任せることができる
三脚やセルカ棒(自撮り棒は持ち込み禁止ですが)はもちろん不要ですし、
重たいカメラを持ち運ぶ必要も一切無くなります。
⑦自分のカメラの撮影も頼める
もちろん、PhotoPassカメラマンはこちらが要望すれば、スマートフォンや自分のカメラでも撮影してくれます。
私の場合は、基本的にはPhotoPassカメラマンに任せっきりだったので、
自分のスマホで撮影した写真は、子供がキャラクターにグリーディングしている時やパレードの時くらいでした。
メモリーメーカー購入の7つのデメリット
筆者が実際に体験したメモリーメーカー購入のデメリットを紹介します。
正直あまりデメリットは思いつきませんでしたが、強いて言うならという視点です。
①カメラマンは「プロ」ではない
PhotoPassのカメラマンは、パーク内で沢山スタンバってますが、そのカメラマンの腕には
レベル差があると思います。その為、万が一にも自分が満足しない写真が撮影されてしまうこともあります。
もちろん、極端に下手(ピントがずれていたり、被写体が切れていたり)ということは無いので、そこは安心してください。言うてもWDWのれっきとしたサービスです。
②30日・45日ルールがある
ダウンロード期限は「Activate」してから30日以内です。また写真自体は、45日間で全て削除されてしまいます。それまでにダウンロードしましょう。
また、反映されない写真がある時は、この45日ルールまでの間に問い合わせをしなければなりません。時間との戦いです。「帰国後にゆっくり〜」は禁物です。
③値段は何日滞在しても一緒
冒頭事前購入プランは$169と言う話をしましたが、これは、1日滞在でも、10日でも、
1ヶ月でも同じ料金です。つまり、長期滞在者の方が(撮影するチャンスが多い分)特になると言えます。
もし、1日や2日だけの滞在ということであれば1日プランの$69でも良いかもしれません。
④写真が嫌いな人・苦手な人には向かない
当然ですが、写真が嫌いな人、苦手な人には向きません。
また、写真を多く撮る習慣のない人にも向かないでしょう。
⑤指定された時間がある
場所によっては、キャラクターの都合上、時間が制限されているケースがあります。
例えば、ご覧の通りプーさんの時間は15:20〜17:20となっており、24時間体制で
PhotoPassカメラマンが待機しているわけではありません。(場所にも寄ります)
⑥トラブルでうまく反映されないこともある
原因は不明ですが、トラブルなのか10日間の滞在中2回ほど(PhotoPass自体は100ヶ所くらいで利用)、
上手く写真がMy disney experience上にアップロードされないことがありました。
ただし、その場合のトラブル解決方法は後述していますのでご安心ください。
⑦ダウンロードが面倒臭い
ダウンロードの方法は後で書いていますが、
一括ダウンロード機能はあるものの、zipファイルになっており、
ファイル名もランダムなファイル名になってしまうので、
アプリで見たときのように場所や時間で整理されなくなってしまうところが難点です。
写真を撮れば撮るほど、ファイルの整理が結構大変だったりします(涙)
購入方法は?
購入については上記の通り「My Disney Experience」にログインをして、
「Buy Memory Maker」をクリックしてください。
画面の指示に従って、プランを選択しましょう。
通常は「Memory Maker – Advance Purchase」(3日前72時間前までの事前購入プラン)になると思います。
「NEXT」を押して、画面の指示に従ってカード情報など入力をして下さい。
するとメールが届きます。(件名は「Walt Disney World Vacation Confirmation! (予約番号)」)
こういう感じです。
すでに購入したアカウントにおいてチケットを保有されているのであれば、
チケットとメモリーメーカーは紐づいているはずのなのですが、念の為確認してください。
(確認方法は後述しています。)
購入後の注意事項について
いざ、購入完了!となった場合の注意事項についてまとめていきます。
アトラクションではどうやって写真を反映するの?
アトラクションでは、出口にて写真を確認する際、自分たちの写真のIDをメモしておいて、
photo centerに行ってキャストメンバーに該当する写真のIDを伝えれば、マジックバンドか
パークチケットをスキャンしてリンクしてくれます。すると写真がアプリに反映されます。
ただし、基本的なアトラクションでは、マジックバンドがあれば何もしなくても自動的にマジックバンドの持ち主の位置を割り出して、アプリに反映してくれるようです。(凄!)
ただし、このマジックバンドの技術も完璧ではないようで、たまに違う人の写真が反映されている、という報告もあるようなので、注意が必要です。
(そういったことになってしまった場合はカメラセンターに行きましょう。)
写真が反映されなかった場合は?
基本的には10分〜30分、遅くても12時間ほど以内に反映されるケースがほとんどでしたが、最悪24時間待って反映されなければ、何かトラブルと思ってカメラセンターに行ってみましょう。
この反映されないケースでは、「撮影された場所・日時」をメモして、パーク内(全てのパークにあります)にある「CAMERA CENTER(カメラセンター)」に行って、すぐに対応して貰えますので安心してください。
上記の場所と日時を伝えて、画面で探して該当の番号を係りの人に伝えるだけです。
その場で、マジックバンドやチケットとリンクしてくれるので、即時反映されます。
このような画面で自分の写真を番号で伝えるだけでOKです。
カメラセンターに行く時間がない場合
すぐに帰国しなければならない場合などでも、安心してください。
インターネット経由で問い合わせをすることができます。
公式サイトのContact-usページに行って、必要事項を入力して、送信しましょう。
どこで写真を撮ったか?
いつ写真を撮ったか?
反映されていない写真は何枚か?
その他詳細は?(その当時来て痛服やポーズを)
について英語で入力していきます。その他詳細はなくても結構です。
また、写真をアップロードできるので、当日着ていた服などがよくわかる写真があれば、
添付しておきましょう。
通常5営業日以内くらいを目処に、返信が来ます。
特徴に合致した写真があれば「見つかったよ〜!」というメールが来ます。
割と丁寧ですね。
有効期限は?→アクティベート後、30日以内にダウンロードしましょう。
動作確認は?→自身のアカウントに正常にリンクできているか確認しましょう
購入した後「自分のメモリーメーカーがアカウントに正常にリンクされているか」気になるところですよね。
確認方法は、上記の通り「My Disney Experience」にログインをして、
「My Magicband and Cards」をクリックしてください。
次に表示された画面で下にスクロールして「My Plans, Reservations and Tickets」と表示されている画面に移動し、「Tickets & Memory Maker」というタブをクリックしてください。
すると、自身のチケット共に「Memory Maker Purchases」という欄が出てきますので、
そこに、Assigned toという文字とともに、その右側に自身のアカウントが表示されていれば、正常にリンクされていることになります。
後は、(事前購入であれば購入してから3日後を厳守して)パークに行って、カメラマンに写真を撮ってもらい、マジックバンドやチケットをスキャンして貰って、写真がアップロードされるのを待ちましょう。
ダウンロードの方法とは?
「My Disney Experience」にログインをして、「My Photos」をクリックしてください。
すると写真にチェックを入れられるようになりますのでダウンロードするかどうかを選択してくださいます。
「Select all visible media」という文言をクリックすると、写真や動画を一括ダウンロードすることができます。なお一括DLの場合、zipファイルになってダウンロードされます。
その他:多様なプランもあります
PhotoPassにはメモリーメーカー以外にオプションとして様々なプランが用意されています。
Memory Maker Archive Disc
DVDにして届けてくれるというサービスもあります。DVDでも残しておきたい!という人には朗報です。$34.95+送料(アメリカ国外も可能です)です。
マグカップなど
撮影した写真をマグカップにしたりすることができます。
結局いらないんじゃないの?
ここまでお読みになって、「結局必要ない」「いらないんじゃないの」と思われた方!
ポイントは、
・身軽に動き回りたくないか
・思い出を残したくないか
という事かと思います。
結論:メモリーメーカーは買い!思い出をたくさん残しましょう!
お値段は決して安くないですが、せっかくのオーランド旅行をより充実したものに、またしっかり思い出を残すためにも、
メモリーメーカーはオススメです。
写真を撮影してもらえればもらえるほど、元が取れる計算になるので、ぜひWDW旅行に行かれる方は、メモリーメーカーの購入を検討してください。
それでは!